ひそかにブログ

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カーリング 平昌オリンピック・忘れたくないスーパーショット~男子編

 

カーリング 平昌オリンピック・忘れたくないスーパーショット~男子

 
 
スーパーショット男子編をお送りしようと思い、いろいろ記憶を掘り起こしましたが、
一体どの試合のどのプレイだったのか記憶があやふやでなかなか絞り切れず。
男子はホント、スーパーショットの連続で「一投ごとに景色が変わる」スピーディーで目まぐるしい展開が持ち味ですよね。
まるでジェットコースターに乗っているかのようで、女子とは違った面白さを見せてくれました!!

 

 
このオリンピックでの大きな収穫はこれだけたくさんの男子の試合を観戦できたことです。
女子の試合は、「ガードの後ろにきっちり隠す」とか「テイクアウトして反対側サイドにロールアウトする」だとか繊細なプレイに真髄があるような気がしますが、男子は
 
「ガードごと全部吹っ飛ばす!!」
  
という皆殺し戦術(笑)も可能なので、根本的な戦略の違いやショットの選択が興味深かったです。
「えー、そんなショット決まっちゃうの!!」と驚いたこと数限りなく(笑)
逆に言うと、女子では決まるか決まらないかギャンブル的なショットも男子だと普通に決めてなんぼ、みたい差があり、ハイレベルな試合の数々に狂喜しながら食い入って見続けました。
 
正直、女子の試合より男子の試合の方が数は見たんじゃないかなぁ。
そのくらい、興奮の連続のオリンピックでした!
 
 
ということで、
男子編。まずは我が国日本から。
 
1、日本×イギリス 予選 日本スキップ 両角友佑のトリプルテイクアウト
 

他にもたくさんスーパーショットがあるんですが、両角友佑選手のテイクアウトショットを!
 
日本が黄色ストーン。イギリスが赤ストーンです。
予選序盤で重要なこの試合。ハンマー(後攻)を持っている日本ですが、ご覧ください。ハウス内は赤のストーンに囲まれ絶体絶命の場面。どのショットも祈るように見守っていましたがこの胃がキリキリなるような状況で、日本スキップ両角友佑選手が見せてくれました!
 
〇の赤から弾き飛ばす、気持ちの良いトリプルテイクアウト成功です!
「お兄ちゃん、頼むーー!!」とテレビの前で声を出して応援していたのは私だけではないはず(笑) 
 
この動画が見られるページはこちら⇒https://www.gorin.jp/video/5734252167001
(5エンド日本スキップ一投目をご覧ください)(いつまで視聴可能かわからないのでお早めに)
 
 
※(つぶやき)いやー、日本代表として戦ってくれたSC軽井沢にも感謝感謝です。
ロコのファンである私なのであまりSCの試合はたくさんは観戦してきませんでしたが、世界選手権4位となったときのSC軽井沢の活躍ぶりを覚えていることもあり、このオリンピックでも大きな期待をかけていました。
序盤はその期待通りに躍進してくれたSC軽井沢、公佑選手の安定したセットアップ、ぐっさんの豪快なテイクアウト、清水さんの落ち着いたコールに、友佑選手の一投で状況を一変させるスーパーショット!
男子カーリングの魅力がたっぷり詰まった試合の連続で、負けた試合にもSCの強さが垣間見えました。
欲を言えば、最後の韓国戦は勝ちたかった~!!
いやー、SCの力があれば勝てたでしょー。悔しいよーー(´;ω;`)
タイブレークに進出できれば、オリンピックでもうひと試合見られたのにと残念です。
しかし、一番勝って欲しかったアメリカ戦、この快勝は素晴らしかったですね!!
世界選手権でのアメリカチームの紳士らしくない振る舞いを根に持っていた私ですが、この胸がすくような快勝で晴れ晴れとした気持ちになりました~!!(でも選手らは全く気にしてなさそうなので私もこの試合を機に忘れることにしますww)
 
アメリカには負けるもんかと見守っていたこの試合で、パーフェクトゲームを見せてくれたSC軽井沢。この実力があれば、今後も世界の上位に食い込んでくれると信じています! なんといってもあのアメリカが金メダルですもんねー。
SCの今後の活躍にも大注目です!!
 
 
2、カナダ×スイス スイスフォース Benoît Schwarzのラストショット!

 
続いては予選リーグ屈指の好カード、カナダ×スイスより。スイスのフォースシュワルツ選手の絶妙なショットです。
この試合はお互い一歩も譲らない接戦で、カナダが決めればスイスも決めるといった、スーパーショット合戦。
この9エンドは是非、カナダスキップKoe選手の素晴らしいショットも見て欲しいところですが、そのスイスのラストショット。
 
カナダが黄色ストーン、スイスが赤ストーン。真ん中に黄色が集まっています。
この配置のままではカナダに2、3点のスチールチャンスがありこの試合の命運を分ける重要なショット。
フォース、シュワルツ選手は左の赤のストーンに当てて中に弾き、No.1ショットを作ってピンチを脱します!
 
 
この動画が見られるのはこちら⇒https://sports.nhk.or.jp/video/element/video=33563.html
 
 
いやー、このショットくらいからスイスのシュワルツ選手のファンになっちゃいましたー!
スイスはスキップがセカンドというのも面白いですよね☆

顔もかわいいシュワルツ選手。銅メダルも獲得したし、さらに人気が出そう!!
(あ、でも個人的にはパワー系の選手の方が好みです☆)
 
 
 
3、スイス×イギリス 3位決定戦 スイスフォース Benoît Schwarzのラストショット
 

ということで、もう一つスイスのシュワルツ選手です。すみません、個人的好み連発で(笑)
 
黄色がイギリス、赤がスイス。このままでも2点の可能性があるスイスですが、スイスフォースのシュワルツ選手は前の二つの黄色のガードストーンとガードストーンの間を抜けて、ハウス内の黄色にあてて二つを弾き出し5点を獲得します!
勝負を決めたラストショット、このガードストーンとガードストーンの間をすり抜けるときのスリルがたまらないんですよね!!
 
この動画が見られるのはこちら⇒https://sports.nhk.or.jp/video/element/video=36673.html
 
 
4、カナダ×アメリカ 準決勝 カナダサード Marc Kennedyのショット!
 
あまりにも知識がないために「これ、何をしたいの?」と頭の中に「?」マークが浮かぶようなことも多いカーリングですが、初めて「あ、一投でストーン2つ入れるんだ!」と分かるシーンを目撃できました。それがこちら。
 

右上に並ぶ2つの黄色ストーン。10エンドで2点ビハインドのカナダは、なんとか弾き出されないような策に出ます。
 
この試合の動画はないので、録画のスクリーンショットだけで申し訳ないですが。結果がこちら!
 

「おおーっ、入ってる!」 
ケネディ選手が黄色の上のストーンを少し押して、ハウス内にそのストーンと、シューターとの二つの黄色ストーンを入れることに見事成功! しかしこの配置はダブルテイクアウトできる配置ということで、100点満点ではないそうです。
解説者の人が「少し押して」とよく解説していますが、実際は難しいよなー。
 
でも、「こんな作戦があるんだー」とカーリングの奥深さを教えてくれた一投です!
 
以上、忘れられないスーパーショット。男子編でした。
 
 
(終わり)