ひそかにブログ

ひそかにひっそりと日常のあれこれについて綴ります。

カーリング世界選手権男子、日本(チームIWAI)2連勝で2勝3敗!

 カーリング世界選手権男子、日本(チームIWAI)2連勝で2勝3敗!

 

世界選手権女子、優勝したチームカナダのスーパーショットや、富士急の大健闘の余韻も残る中やってきた世界選手権男子@ラスベガス大会。日本代表の戦いぶり、皆さんご覧になってますか? 私はもちろん観戦しています! 夜中の試合が多いためすべての試合をライブ観戦とはいきませんが、BSで中継してくれるのは嬉しいですね。

日本選手権初出場初優勝。そして世界選手権初出場とお初ずくしのチームIWAI。男子事情に詳しくない私は国際経験のない選手が多いと聞くと「大丈夫かな?」と心配になってしまうくらいの未知数さでしたが、なんのなんの。ここまで落ち着いた戦いぶりを見せてくれています。

初戦から3連敗と悪い流れの中、昨夜(日本時間)のオランダ戦、そして午前からの中国戦で2連勝と波に乗ってきたチームIWAIをここまで観戦してきた印象はずばり。

 

明るくて応援したくなるチーム!

 

ですよね。男子チームでは珍しく(?)コミュニケーションを細かく取りながら、軽口を交えた明るい雰囲気の試合運びに素直に好感を持ちました。情報共有だけでなく、この大会最年少のフォース青木選手が「インターン、嫌いなんだよなー」などというぼやきまで聞けてしまうのには思わず笑っちゃいます(^▽^)/

 

しかしこの青木選手、ただものではないのです。数々のスーパーショットでチームのピンチを救ってきた青木選手の、その才能の片りんにすっかり魅了されてしまった人は私だけではないはず!

ということで少しだけ青木選手の素晴らしいショットをご紹介。

 

1:18歳フォース青木豪選手のスーパーショットに度肝を抜かれたアメリカ戦。

2:チームショットを繋いで強敵中国に快勝!

 

 

 1:18歳のフォース青木豪選手のスーパーショットに度肝を抜かれたアメリカ戦
 
 
まずは初戦のアメリカ戦です。一進一退の攻防が続く中、第10エンド1点ビハインドで↓の状況に追い込まれた日本チーム! この絶体絶命さ分かるでしょうか?

f:id:ochaochaho:20180403190025p:plain

日本最後の一投だというのに、円の周りには赤いストーンが4つも! しかも前方は数々のガードストーンに邪魔されドローの道が全くありません。スキップ岩井選手とバイスの青木選手は左上の黄色のストーンを押してナンバー1を取るというショットを選びますが、ピンクで囲んだ赤のストーンが邪魔をしていてその難易度は計り知れません! およそ不可能に見えるショットですが、その結果は動画でどうぞ!
 

「10エンド、ラストストーン。見るからに不可能な状況に挑む青木豪の15footアングルタップ! LOOK AT THIS! センセーショナルショット!!」と実況さんも大興奮の素晴らしいショット!
 
この後、この試合のベストシーン。なんとアメリカのリードさんが青木くんの元にハイタッチにやってきた!

f:id:ochaochaho:20180403190114j:plain

 試合中、敵のチームの選手とのハイタッチをするまさかまさかのシーン! これはレアですよね~。敵であろうとも素晴らしいショットには称賛を送る正にカーリング精神を垣間見たこのシーン。「いやー、やっぱりカーリングって面白いなぁー」と心に刻まれたショット&シーンでした。
この後EEでも素晴らしいプレイを見せた日本でしたが、健闘及ばずこの試合はアメリカに敗れてしまいます。そしてこの後日本は韓国戦、ノルウェー戦とあっさりと負けてしまったのでした・・・・・・。
 
 
 2:チームショットを繋いで強敵中国に快勝!
 
 
開幕3連敗。やっぱり経験の浅いチームでは、世界には歯が立たないのかなぁと半ばあきらめかけていた今朝の試合で日本はオランダに勝利! 初勝利をあげたことで気をよくしたのかその次の中国戦ではまさに快勝と言ってもよいような結果を残しました。
 

しかし序盤はピンチに襲われました。両チーム2投ずつを残してのハウスの中の状況は・・・・・・。ぴーんち!!!

f:id:ochaochaho:20180403190946j:plain

中国のストーンが3つ。これは3点とられてもしょうがないと覚悟していた私でしたが、ここから青木選手が上の二つのストーンを出すダブルテイクアウト。そして次の一投でさらにダブルテイクアウトを見せ、3点とられるピンチをブランクエンドで切り抜けました。いやー、やってくれますね。

 

上のダブルテイクアウトのシーンはありませんが、青木選手の素晴らしいダブルテイクアウトの動画はこちら(ニッコニコでインタビューに答えるリンドコーチも可愛いです)☆

しかしこの試合、解説をしていた両角友佑選手が選んだベストショットがリードの似里選手のショットであったことでもわかるように、青木選手一人が素晴らしかったのではなく、チーム全体でショットを繋げて掴んだ勝利に思えました。一人一人が自分のできる仕事をこなしての気持ちの良くなるような快勝。ホント、このチームはコミュニケーションがよくて見ていて楽しいんですよねー。若手とベテランの混合チームなのに、チーム内に垣根がないような和やかさ。もしミスをしても「また次頑張ればいいさ!」というポジティブさが素敵です。

 

日本代表と言えばLS北見! SC軽井沢! と、これまでの世界選手権やオリンピックでの彼らの活躍が脳裏に刻まれている私ではありますが、女子大会の富士急の健闘と同様にこうやってチームIWAIが世界の壁に挑み全力でプレイしているのを見ているととても嬉しい気持ちになります。

まだまだこれからも強敵相手に戦っていくチームIWAI。次々とやってくる格上相手にどれだけ戦える分かりませんが、この世界選手権での経験が大きな宝になることは間違いありません。この後も世界を、そして私を含む日本のファンたちを大いに驚かせて、たくさんの人の心を掴んでほしいと思います。

 

GO JAPAN!

 

(おまけ)

長すぎる足がデリバリーの邪魔になっているオランダの選手らを見ていると、足が長すぎるのも考えもんだなーと思いました(笑)。

 


(終わり)